2022/04/28

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「ゼット」
寝ますか?寝る前にお話し一つしてあげますよ。 リップヴァンウィンクルの話って知ってます? いい名前でしょ、リップヴァンウィンクル、 彼がね、山へ狩りに行ったんですよ、山へ狩りに、そこでね、小人に会ったんです。何ていう名前の小人だったか忘れましたけどねえ、ずいぶん昔の話だから、とにかくその小人に会ってウィンクルはお酒をご馳走になったんですよ。 そのお酒があまりにも美味しくて、どんどん酔ってしまったんです。そして夢を見たんです、眠りに落ちて、夢を見たんです。 その夢はね、どんな狩りでも許されるという素晴らしい夢だったんです。ところがその夢がクライマックスに達した頃、惜しい事に目が覚めてしまったんですよ。 あたりを見回すと小人はもういなかった、森の様子も少し変わってた。ウィンクルは慌てて妻に会うために 村へ戻ったんです。ところが妻はとっくの昔に死んでたんですよ。 村の様子も全然変わってましてね、わかります? つまりウィンクルが一眠りしてる間に、何十年もの歳月が経っていたんです。面白いでしょ。

柏木:あんたには、はじめっから妻なんかいなかったじゃないか、

伊達:僕の話をしてるわけじゃないでしょ。リップヴァンウィンクルの話をしてるんですよ。

柏木:リップヴァンウィンクル、小人に何ていう名前の酒をもらったんだ?できればオレも飲んでみたいな

伊達:憶えてます、ラム、クアントロー、それにレモンジュースを少々、シェイクするんです。わかりますか?

柏木:X.............Y.............Z....

伊達:そう、これで終わりって酒だ


この台詞は映画「野獣死すべし」(1980年公開)の有名なシーンから、 松田優作と室田日出男の ロシアンルーレットでのやりとりですが、アルファベットの最後の3文字をとった 「これ以上のものはない究極の」、あるいは「これが最後の」という意味のカクテルが 、XYZ(エックス・ワイ・ゼット) ワシントン・アーヴィングの小説「リップヴァンウィンクル」(1818年)の話にXYZというカクテルは出てきません。これは映画の脚本を書いた丸山昇一が伊達邦彦を象徴するエピソードとして付与した描写、(伊達の人物描写については丸山は原作者である大藪春彦に批判されたらしい)優作の狂気(戦場での心的外傷後ストレス障害という設定)の演技が素晴らしい。


さて、プーチンがなぜウクライナに侵攻したかを考えてみた:
軍事進攻するということは、ウクライナのバックにいるアメリカおよびEU諸国と対峙することになる、必然的にそうなるべくして世界中のマスコミからバッシングされるわけなんですが、世界中に経済制裁されても、世界中のマスコミに叩かれても、立っていられるかどうか?という話です。日本であれば先の大戦の再現となり破滅でしょうが、、ロシアの場合は立っていられる。 事の経緯は2014年のウクライナのクーデター以来、ウクライナを乗っ取ったアメリカのネオコン政権(オバマ、バイデン)に散々煽られていたわけで、、アメリカの策略もわかっていて、その挑発にのったかたちなんですが、 プーチンはおそらく世界(米英EUを中心とした西側諸国の秩序)に呆れて見限っていたんだと思います。仕組まれたCOVID-19によるパンデミックの裏側の狂気を知って、このままアメリカ主導の世界秩序の中にいたとしても、いずれ破滅すると判断したのでしょう。だいたい人間を家畜としかみてないような連中が目指す世界秩序(ワンワールド構想)などにつきあってられないってのが本音じゃないかな 、 そもそもロシアという国は古くから米英によって西欧社会ではいつも悪者に仕立てられてきましたからね。日本の世界史は米英による世界史観を輸入したもの、米英史観とはつまりユダヤ視点の史観がベースだからロシアは悪だという刷り込みも日本人の中には多分にあります。ソビエト連邦が消滅してもNATOは解散しないし、日本の米軍基地もなくならない、たとえ共産主義体制を捨てたとして西側世界の秩序ではロシアは共通の脅威にしておかないと都合が悪いのは西側の(ア・メリケンの)事情、自らの存在を正当化するために世界覇権を維持するためにアメリカが外敵を必要としているんです。 元々東欧出身でナチスに迫害されてアメリカに亡命してきたユダヤ人のロシア人憎しは並々ならぬものがあって(ズビグネフ・ブレジンスキー)、西側世界は彼らの憎悪によってつき動かされてるわけ、、

一般のロシアの住民からしてみればロシア革命(ユダヤ革命ともいいます)によってニコライ二世皇帝を殺され、共産主義の実験台にされ、(ア・メリケンさんに武器供給されて)ナチスドイツと戦わさせられ、ソビエト連邦が崩壊して自由主義経済圏に仲間入りをはたし市場を開放するとたちまちオリガルヒ(ユダヤの政商)に市場を抑えられて富を吸い上げられて、もううんざりっていう、ウクライナ侵攻はこんな世界秩序なら決別してもいいという意思表示、幸いロシアはエネルギーも食料も自給できるから自前でやっていけるだけの国力も持ち合わせています。つまりプーチンの仕事は嘘の世界に別れを告げてロシア国民のために恒久的なロシア秩序を構築すること、これが最後の、究極の目的だったのではないかと推察します。最後の、そして究極だからZ作戦、 そうやってロシア秩序を守ることなんでしょう。 ある意味国家としての理想だし、日本から見れば羨ましくも映ります。

ウクライナと日本:
むしろ戦場となっているウクライナに日本の未来を重ねて見てしまいます。 古くはハザール王国、モンゴル帝国、帝政ロシア、ナチスに征服され、共産主義国家の一部になりウクライナが複雑な歴史を辿るのは緩衝地帯だからか、そういう意味では朝鮮半島とも似ている。緩衝地帯のさらに緩衝地帯であるドンバス地方の惨さよ、日本は島国だけど米×中あるいは米×露の緩衝地帯でもあり、今は怖いのはやっぱり日本を占領しているアメリカ(バイデン政権)で、コロナもウクライナもそうだし、2020年の不可思議な大統領選挙もそう、アメリカの中間選挙向け(支持率UP)にやれる事は何でもすると考えると日本にとって最悪の事態も引き起こしかねない。ア・メリケンさんの犬である日本政府はロシアのように世界秩序からの脱却はおそらくできないが狂気のバイデン政権は2024年まで続く、日本はとても危険な状態にあると言えます。

「世界の終わり」


悪いのは全部 君だと思ってた
狂っているのは あんたなんだって
つぶやかれても ぼんやりと空を
眺めまわしては 聞こえてないふり

世界の終わりは そこで待ってると
思い出したように 君は笑い出す
赤みのかかった 月が昇るとき
それで最後だと 僕は聞かされる

ちょっとゆるやかに だいぶやわらかに
かなり確実に 違ってゆくだろう
崩れてゆくのが わかってたんだろ
どこか変だなと 思ってたんだろ

世界の終わりが そこで見てるよと
紅茶飲み干して 君は静かに待つ
パンを焼きながら 待ち焦がれてる
やってくる時を 待ち焦がれてる

世界の終わり / thee michelle gun elephant / 1996
作詞:チバ ユウスケ
作曲:thee michelle gun elephant


参考サイト:
野獣死すべし「リップヴァンウィンクルの話」
リップ・ヴァン・ウィンクル
【ユダヤから紐解くロシア・ウクライナの歴史⑥】ロシアがウクライナに侵攻する理由
ウクライナ侵攻に至る熾烈な利権争いの歴史を解説する」西田昌司×馬渕睦夫 真の保守対談 VOL.1
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